• キリ教史

モンタノス主義。教義はほぼ「正統」と変わらないが、復古的・新しいイスラエル・終末的運動・キリストの再臨・禁欲的倫理主義などの多方面の故に「異端」とされ迫害。しかし、このような運動を教会が切り捨てた歴史は今後、預言者の活動を完全に否定し、さらに倫理的側面に重きを置かなくなり世俗化を進める結果となった。

ソクラテス無知の知。神託によって「ソクラテスより知恵のある者は居ない」と言われたソクラテスは、自分には知恵がないことを証明するために多くの人と論争をしたが全てに勝ってしまった。ついにその矛盾に対する結論として、神のいう「知恵」と自分の考える「知恵」は別のものであると気づく。神のいう知恵とは「知らないことを知らないと思う」ということ。傲ことない心の素直さが知恵である。